無敵の人生。それは敵のいない人生。ある意味で理想的です。
なんか戦いだらけの人生なのかな?戦い続け、勝ち続ける。そして無敵になる。ちょっと疲れそう。
でもこれを違う切り口で実現している人がいた。孫悟空。西遊記の方ではなくて、ドラゴンボールの方。みんな知っているよね。鳥山明先生ありがとう。
孫悟空の凄さは無敵なところ。無敵の人生を体現している。
孫悟空の無敵の秘密とは?
もちろん戦いに勝つ。負けても修行しなおして勝つ。サイヤ人は瀕死になって回復すると一段階パワーアップする凄い設定が編み出された。
ナメック星に向かう宇宙船の中で、悟空は瀕死になるほどの修行を続ける。仙豆はどんあケガも治してくれる。自分で放ったかめはめ波を自分で受けて、瀕死になって仙豆を食べて超回復。独自のマッチポンプシステムを利用してナメック星につくころには無敵状態。超強い。
孫悟空、無敵の人生をまっしぐら。私も仙豆欲しい。
無敵の人生を深掘りしてみる。
戦って勝って勝って無敵になる。これは一つの方法。さらに孫悟空の凄いところは、死闘を繰り広げた敵すらも味方につけてしまうところ。
ファンと言っていいかもしれない。
振り返ればヤムチャから始まり、ウーロンだって敵だった。天津飯もそうだし、世界征服しようとするピッコロもいつの間にか仲間になってる。ツンデレだけど。
さらには地球を滅ぼしにきたベジータでさえ、良きライバルとして仲間になる。なんなら合体だってしちゃう。もう仲良いってレベルではない。一心同体。阿吽。
敵がどんどん仲間になっていく孫悟空。いつのまにか敵がいない状態になっていく。そうここでも無敵の人生を突き進むわけだ。
勝ち負けの世界を超えて無敵の人生を突き進む
人間は勝ち負けにこだわる生き物。いつだって勝ちたいし、負けたくない。
知らず知らずのうちに格闘の人生を歩んでいる人だっている。行動基準が勝たないといけないってなっている。負ける自分には価値がないとでも言っているよう。勝てないとわかれば、負けを避けるために挑戦しないなんて人もいる。
ただ、戦いの人生は疲弊する。いつかガス欠になるし、アスリートの燃え尽き症候群も勝ち負け人生まっしぐらなところからくるんじゃないかな。
視点を変えて、出会う人をファンにするってのはどうだろう。出会った人は倒すべき敵ではないってところから眺めてみると何が見える?
孫悟空は腕っぷしも強い。負けても諦めないからパワーアップして戻ってくる。巨大な猿にだってなるし、サイヤ人だし、スーパーサイヤ人になってからも、壁という壁を超えて、よくわからないところまで到達している。
でも孫悟空の魅力はそれだけじゃない。底抜けに明るい。執着しない。強い人に会うとワクワクする。人を優劣だけで判断しない。相手の良いところを自然とみれる。
そりゃあ、こんな人いたら皆んな好きになるよね。ファンになるよね。応援したくなるよね。
あなたは戦いに勝つための武器を磨いていると思う。商談では競合に勝つために日夜努力していると思う。なんならお客様に勝つために交渉力だって磨く。どれも無敵の人生送るためには間違っていない。
あなたの無敵の人生はどんな感じ?
そこから孫悟空を参考に、敵を味方にするにはどうすれば良い?ちょっと考えてみて。
競合は勝つべき相手?一緒に業界を盛り上げていくベジータのような良きライバルにはなれないかな?合体はしなくていいんだけどね。
お客様は勝つべき交渉相手?あなたが提供するサービスや商品で解決したい問題があって、困っている人だよね?その問題を解決するっていう一緒の目標を追いかけている同士なわけ。じゃあ、交渉に勝つべき相手ではなく、一緒に問題を解決するための仲間とも言えそうじゃないかな。
今まで視点が変わるだけで、関わり方が変わる。関わり方が変われべ、アイデアが変わる。アイデアが変われば、違った解決策や行動が導き出される。
これもまた、敵を打ち勝つして無敵になるための、一つの方法だよね。
<参考文献>
『ドラゴンボール(鳥山明)』集英社
コメント