自己表現してる?
控えめな日本人にとっては苦手な自己表現。控えめな人が多い。それって「控える」という自己表現をしているってことなんだよね。
つまり生きている限り、人間は自己表現しているって捉えることもできる。
通勤の電車の中、ある動画を観た。自分の殻を破った瞬間。自己表現が爆発している瞬間に立ち会える動画。エネルギーは動画を通してこちらに伝播する。
朝からエネルギッシュ。仕事もはかどる。そうか、一日のスタートに入れる情報によって感情がこんなにも違うのか。
感情のマネジメントは大事。今回紹介する動画で、あなたも一緒に良き一日をスタートしましょう。
リングに立つことで本当の自己表現の入り口に立てる
『グレイテストショーマン』。めちゃくちゃ面白い映画なんだけど、制作段階から胸アツ。
映画制作始動前のワークショップ・セッションの場面。レティ役のキアラ・セトルは控えていた。監督マイケル・グレイシーは「リングに出てこないとダメだ」と言い続けた。
作品を代表するThis is meという曲。堂々とありのままでいようという音楽だからこそ、マイクの前に出て自己表現するぐらいの熱量が必要ということだろう。
控えているままだと、本来あるものを表現しきれない。本物の自己表現ができてこそ、観衆を魅了し感動させることができる。
監督のリングに出ろというのは、いつまでも観客席にいるなってことだ。安全な場所で遠くから眺めていたって、自分も他人も変えることはできない。
サッカーでもそう。観客席で見る景色と、フィールドに立って見る景色とじゃ、臨場感は全然違う。選手たちの息遣い、ドリブルで切り込む時のディフェンダーの圧力、失敗したらどうしようという恐怖感、シュートを放つ時のボールに触れる足の感触など、現場に出ないと体験できないことがたくさんある。
リングに出ろというのは、フィールドに出てプレーしろということだ。いつまでも安全地帯で自己表現するな。恐れも一緒にリングに持ち出して表現してみろということ。
結果、彼女はリングに出た。恐れも一緒に表現されているように見える。しかし表現されるうちに昇華され、本物の彼女が顔を出す。
本物の自己表現は、他の歌い手たちの表現も引き出す。その場が一つの作品としてエネルギーの波がうねっていくのがわかる。
自己表現を控えていた彼女からは考えられない、別世界が広がっていた。
本人の別世界という感想。まさにその通りだった。詳細は動画で味わって欲しい。
キアラ・セトルがマイクの前に出てくる。一歩ずつ、勇気を感じる。
さらにコーラス隊の男性の歌い出しから、さらにスイッチが入った。彼女はもちろんのこと、その場にいる人たちの自己表現も加速していく。
リングの上でプレーするってのはまさにこんな感じなのだろう。体をマイクの前に出すという行為も、もちろんのこと、勇気を持って恐怖を乗り越えた瞬間にエネルギーが爆発している。
実際の映画で歌う場面は次の動画。音楽もめちゃくちゃ良い。
映画も素晴らしい。This is meの箇所の動画みつけた。自分のテーマソングみたいな感じこれを観る。
朝から「This is me!」と言ってオフィスのドアを開けるような気持ちで出社。良い気持ちで仕事がスタートできる。
なぜ人は感動するとやる気が出てくるのか?
なんで感動するとやる気が出てくるのか?
こんな論文を見つけました。
感動には思考の悪循環やネガティブ方向へのバイアスからの認知的転換効果、およびストレス低減がカタルシスといった健康増進(精神的癒し)効果があると考えられる。
やる気が出ないときは、たぶん脳みそ働いてない。負のスパイラルをぐるぐる状態。よくわからずに感情が同じところを行ったり来たりという感じ。
感動すると、これが断ち切られる。強制的に思考が転換できる。程度にもよるんだけど、気持ちを切り替えるきっかけとして感動を利用するのは良い。
だから、私は感動した動画をストックしておく。何に感動するかは、人それぞれなんだけど、それでも多くの人に共感をもらえるものもあるから少しずつ共有していければと思います。
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